2022年最新のベトナム社会主義共和国のアライバルビザについて解説します。
現在、入国時に国際空港で取得するアライバルビザは再開されているので、ご安心ください。
アライバルビザの概要
アライバルビザ(別名:到着時ビザ)(英名:Visa On Arrival)は、ベトナムに空港・国境・海港のいずれかの経路で入国する際に申請するビザ取得方法です。
事前に日本の東京ベトナム大使館や大阪・福岡ベトナム総領事館などでビザを取得する必要がなく、渡航前に煩雑な手続きをせずに入国できるの大きな特徴です。各国で制度は異なりますが、ベトナムの場合は現地法人が申請を行い入国管理局から発行された許可番号記載の招聘状(インビテーションレター)が必要です。
アライバルビザは招聘状を持っていないと、現地空港で到着ビザを申請出来ないので注意が必要です。ビザが必要な場合で、アライバルビザをあて渡航して取得不可となった場合、入国拒否になるケースがあります。
アライバルビザ取得の条件
- 許可番号が記載された招聘状を取得していること
- パスポート有効期限が最低3ヶ月以上(6ヶ月以上推奨)
- ベトナムの国際空港、国境、海港から入国すること
アライバルビザ取得の必要書類
- 招聘状(インビテーション・レター)
- アライバルビザ申請書(顔写真あり)
- パスポート
- ビザスタンプ料金(USドル)

アライバルビザ申請書、招聘状、パスポートの3点
アライバルビザで取得できるビザ種類
様々な種類のビザを到着時に申請できます。代表的なものを紹介します。
❶観光ビザ(DL)
日本国籍者は査証免除対象国に指定されているので、14泊以内の滞在の場合はノービザで入国可能です。しかし、以下のいずれか一つでも該当する場合、観光ビザの取得が義務付けられています。
- 観光目的で入国し、15日(14泊15日)以上滞在する人
- パスポートの有効期限が6ヶ月未満の人
- 30日ルールに該当する人。(前回ノービザで入国した後、一度第三国に出国し30日以内にベトナムに再入国する場合)
❷ビジネスビザ(DN)
商談・視察などの業務目的で入国する場合は、ビジネスビザの取得が義務付けられています。
❸就労ビザ(LD)
❹家族帯同ビザ(TT)
アライバルビザの購入費用
1. 招聘状の手数料
招聘状は現地法人から発行してもらう必要があり、ビザ申請者が自分自身で取得します。ビザ代行会社に依頼するのが一般的です。料金はビザ種別、有効期間、入国回数、発行までの日数などで変わります。その他、緊急ビザ、即日発行、土日週末発行の場合は特別料金が上乗せされます。
2. ビザ発給(スタンプ)の手数料
ビザ発給のスタンプ料金は一律で定められています。
入国制限 | 有効期間 | 手数料 |
シングル | 1ヶ月・3ヶ月 | 25USD |
マルチプル | 1ヶ月・3ヶ月 | 50USD |
6ヶ月 | 95USD | |
12ヶ月 | 135USD | |
24ヶ月 | 145USD |
【空路】空港到着時アライバルビザ
ベトナムでは南部、中部、北部の合計4つの空港で、国際線の到着時にアライバルビザを取得できます。空路経由の場合は観光ビザ(DL)、ビジネスビザ(DN)共に入国許可番号が記載された招聘状(インビテーション・レター)が必要です。一方、国内線利用の場合は不可能です。
1. ホーチミン市:タンソンニャット国際空港(SGN)
南部の経済都市ホーチミン市に行く場合は、タンソンニャット国際空港を利用します。「Landing Visa」カウンターが設置されており、24時間365日ビザの申請が可能です。現地空港での詳しいビザ申請手続きの方法は以下をご確認下さい。
2. ハノイ市:ノイバイ国際空港(HAN)
北部の首都ハノイ市に行く場合は、ノイバイ国際空港を利用します。「Visa Application」カウンターが設置されており、24時間365日ビザの申請が可能です。現地空港での詳しいビザ申請手続きの方法は以下をご確認下さい。
3. ダナン市:ダナン国際空港(DAD)
中部にあるベトナム第三の都市ダナン市に行く場合は、ダナン国際空港を利用します。「Visa On Arrival」カウンターが設置されており、24時間365日ビザの申請が可能です。現地空港での詳しいビザ申請手続きの方法は以下をご確認下さい。
4. カインホア省(ニャチャン):カムラン国際空港(CXR)
南部のビーチリゾートとして有名なニャチャンに行く場合は、カムラン国際空港を利用します。空港から市街地までは約30キロ離れています。24時間365日ビザの申請が可能です。
【陸路】国境到着時アライバルビザ
ベトナムはカンボジア、ラオス、中国などと国境を接しており入国管理センターでアライバルビザを取得できます。陸路経由の場合でも観光ビザ(DL)、ビジネスビザ(DN)共に入国許可番号が記載された招聘状(インビテーション・レター)が必要です。
空路入国との最大の違いは、招聘状の原紙が必要な点です。実質的に一度ベトナムに入国した人向けです。
1. タイニン省(ホーチミン市隣接):モクバイ国境(Mộc Bài)
ホーチミン市から陸路経由でアライバルビザを取得する場合は、1区中心街から高速バスで2.5時間かけてカンボジアとの国境の街タイニン省モクバイへ行きます。そこでカンボジアの観光ビザを取得し、一度カンボジア側のバベッド国境へ入国し、ベトナムへ再入国する際にアライバルビザを取得可能です。バス移動からビザ申請手続きの一連の流れは以下をご確認下さい。
【海路】海港到着時アライバルビザ
大型客船でベトナム入りする際に、各港でアライバルビザを取得可能です。主に中国人の団体客の利用が多く、日本人の観光客は少ないです。
ビザに必要な招聘状取得代行の申し込み
2022年5月よりベトナムビザの招聘状取得代行サービスを再開いたしました。15日以上滞在したい方は観光ビザ、出張で入国される方は業務ビザ(ビジネスビザ)の取得が必要です。現在、いずれのビザもベトナム現地からの招聘状(インビテーション・レター)の取得が必須です。
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