「ベトナムでビザ失効・オーバーステイした場合の罰金はいくら?」ベトナムビザのFAQ

FAQ_ベトナムビザ大辞典

Q.「ベトナムでオーバーステイしたらどんな罰則・罰金がありますか?」

ベトナムに観光ビザを取得して滞在しています。出国に向けてパスポートを確認したところ、すでにビザの有効期限が3日ほど切れており、オーバーステイが発覚しました。出国時にどのような罰金が課されますか?また金額はいくら程でしょうか?次回の入国に影響しますか?

 

A.「不法在留です。明確な罰則規定はありませんが、日数によって罰金を求められます。」

オーバーステイは2種類ある

まず、オーバーステイとは不法在留に該当し入国管理局の出入国ルールに違反しています。

日本国籍者は観光目的であれば、査証免除制度(ノービザでの入国と滞在)が適用されるので、14泊15日はビザ無しで滞在できます。しかし、事前の延長無しに15泊以上の滞在が発覚した場合はペナルティが課されます。また、観光ビザビジネスビザを取得していたとしてもビザの有効期限が切れて尚滞在した場合は同じく不法在留となります。

オーバーステイの罰金

次に、罰金は1日につきいくら?について回答します。数日程度の超過滞在では₫500.000(2,500円)程度と言われていいます。また、長期の場合は以下のような罰金になると言われています。実際は発覚するタイミングや判断する人によって異なります。

💴オーバーステイのペナルティ一覧

  • 10日以内: ₫1,250,000(6,000円)
  • 30日以内: ₫4,000,000(20,000円)
  • 30日〜90日以内:₫10,000,000(50,000円)
  • 1年:₫16,000,000(80,000円)+強制送還+入国制限(禁止)

オーバーステイが発覚するケース

そして、実際にオーバーステイが露見する2つのケースがあります。一つは、市街で公安警察による身元確認や滞在登録によって露見する場合。もう一つは帰国時の空港での出国審査で発覚する場合です。ベトナムは袖の下の文化が存在し、どちらも数日程度であれば賄賂で解決できる可能性があります。ただし、長期の場合は罰金に加えて強制送還と無期限の入国禁止となる場合があります。

✍️過去のケーススタディ

  1. ダナン国際空港で出国時に1日(十数時間)のオーバーステイを自覚していたが、出国審査で何も言及されずに出国スタンプが押された。見逃してくれた可能性が高い。
  2. ホーチミンのタンソンニャット国際空港で帰路の出国審査で3日間のオーバーステイが発覚した。別室に連れて行かれるわけでもなく、そのままレーンで検査官に「オーバーステイしているが、今いくら持っているか?」と確認され、財布を出して残金全額の₫700,000(3,500円)を罰金として没収された。この時、公的な書類は何も発行された無かったので、検査官のポケットマネーになった可能性が高い。

今後の入国に影響は?

加えて、今後の入国に与える影響は何とも言えません。数日程度の超過滞在で賄賂で解決できたのであれば、データベースには残らないと思います。しかし、長期の場合は入国禁止となります。

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